石川県の水事情

石川県は日本海側に突き出た能登半島を有する細長い県で、日本でも有数の豪雪地域です。気温そのものはそれほど低くないのですが、日本海側からの湿った風を白山が受け止めるために非常に積雪量が多くなります。

この白山から雪解け水をたっぷり運んでいくのが「手取川」です。一級河川である手取川は、かって「石川」と呼ばれ県の名前の由来になるとともに、現在も県の大半の水を支える最大の水源となっています。県南だけではなく県北部の能登半島までパイプで給水されているそうですから、石川県の水道を一手に担う存在であることがわかります。勿論、石川県の水は手取川だけに限った訳ではなく、日本の名水百選で県内から7つの湧き水が選出されていることからも、かなりきれいな水に恵まれた場所と言えるでしょう。

石川の名水

石川県には、日本の名水100選に選ばれた名水が7箇所も存在しています。

一つ目は「御手洗池」(みたらしいけ)。聖武天皇の皇太子が目の治療にも用いたことがある霊泉とも言われ、非常に古い歴史を持っている名水です。適度なミネラルを含む水はお茶などに向いているようです。灌漑にもつかえるほど水量が多いのも特徴でしょう。

二つ目は「古和秀水」(こわしゅうど)。子供には水、大人には酒になるという不思議な伝説を持つ湧き水で、年中を通して水量が安定しているのが特徴だとか。

三つ目には「弘法池の水」。その昔弘法大師が親切な老婆に礼として湧かせた水です。四つ目が「桜生水」(さくらしょうず)。ミネラル分が多めの水だそうです。また、周辺が桜も美しい小公園になっています。

料理と水の相性

お茶と水の相性やご飯の炊け具合と同じ要領で、その料理に適した水質の水を使うというのは、意外と大きな違いをうみます。

全体的な傾向としては、日本のように軟水環境で発達した料理は軟水で、ヨーロッパの硬水地域で発達したような料理は硬水でと、その地方地方の元々の水質に合わせた水を使うのが良いようです。とはいえ、水道水であればその区分けも出来ませんので、こだわりたければミネラルウォーターの類を購入してということになるでしょう。量を考えると、ウォーターサーバーの導入を考えてもよいでしょう。一日で摂る水分の内、ほとんどを占めると言って過言ではない料理やお茶に使う水ぐらいは、水道水より一歩、健康や味に配慮した水を使っても、結果的に損はしないと言えますね。